例年より暖かい冬が続いたボルドーは、すでに芽吹きが始まり、畑の畝では、草花も元気に育っています。
到着の前週に、木々をなぎ倒すほどの大嵐があったようでしたが、これも地中水分への補給となり、ぶどう樹の発育も順調です。
まずオー・メドック、Pauillacの隣Cissac村と、Saint-Julienに隣接するCussac-Fort-Medoc村のクリュ・アルティザン、
そしてアストル主幹ネゴシアンを訪ねました。
この時期、生産者は落ち着いた日々を過ごしていて、会話も試飲もゆっくり時間が取れます。
今回は情報収集がメインですが、予約済み後継ヴィンテージや最新キュヴェの試飲などもいただきました。
蔵では、ほどなく熟成が終了する2024年ヴィンテージが瓶詰を待ち、新作たちも夏ころには出荷を迎えます。
ネゴシアンでは、グランクリュ・クラッセの作柄情報や、ボルドー市況など、ビジネス会話が中心。
2025年は記録的な熱波により、極端な水分不足が起きていましたが、収穫前の雨により、過熟を避けることができたようです。
しかし、水分不足のため、ぶどう果実のバラつきも多く、選果を経た収量は大きく激減しています。
発酵は緩やかに進み、凝縮がありながら、アルコール感を包み込むしっかりした酸が表現された、エレガントな出来栄えです。
末尾5の年は、90年以降、10年ごとの秀逸ヴィンテージとして再来なるか、リリースはまだ先ですが期待が持てます。
Cissac村 シャトー・ドスモン
Château d’Osmond




シャトー・ドスモン 2019年
参考小売価格 ¥3,190(税別)
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村:シサック、サン・ソーヴール
オーナー:フィリップ・トレソル
作付面積:8.3ヘクタール
土壌:地表・砂性砂利質 地中・粘土石灰質
農法:1998年よりプロテクション・アンテグレ(減農薬と包括的な環境農法)
2000年から除草剤不使用。
植樹比率:7000~10000本/ヘクタール
平均樹齢:40年
品種:メルロ45% カベルネ・ソーヴィニョン35% プティ・ヴェルド15% カベルネ・フラン5%
熟成:12ヵ月の樽熟成(新樽比率20%)
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